特定非営利法人 技術データ管理支援協会(MASP)
2018-03-23 (金)   MASPフォーラム「日本のものづくりは本当に大丈夫か!」 
担当者 ampo  登録日時 2018/2/8 0:35 (394 ヒット)

MASP会員、フォーラム会員
一般の皆様

 NPO法人技術データ管理支援協会(MASP)の活動に、日頃ご協力くださり、ありがとうご
ざいます。当協会は2018年3月23日(金)にMASPフォーラムを下記の通り開催します。

「日本のものづくりは本当に大丈夫か!」

 世界に誇ってきた日本のものづくりですが、2017年9月末からわずか1カ月の間に日産自動
車、神戸製鋼所、SUBARUと、国内製造業大手の不祥事が相次いで発覚しました。12月には、
新幹線の車両台車の亀裂による重大インシデントが起きてしまいました。
 品質管理が軽視され消費者の安全が脅かされるとともに、世界に誇ってきた「メイド・イ
ン・ジャパン」の品質への信頼が大きく揺らぐ事態になっています。
 本フォーラムの講師がかつて在籍した神戸製鋼所や新幹線の事例のお話などもお聞きし、
日本の製造業の将来について考える材料をいただきたく思っています。

 多くの皆様の参加をお待ちしております。

以下詳細

               

1.日時

2018年3月23日(金)14:00~16:50 (開場は13:30)
※MASPフォーラム終了後に近隣で懇親会を行います(17:10開始予定)

2.会場

港区立三田いきいきプラザ
http://shiba-ikiiki.com/mita/access/
・JR山手線・京浜東北線 田町駅北口より 徒歩8分
・都営地下鉄:三田駅 A2出口より徒歩3分   

3.参加費

無料(懇親会費は3500円)

4.フォーラム内容

メインテーマ:
 あの新幹線事故が重大インシデントまで発展したことを、単純に「思い込み」で
片付けて良いのか!
 ― もし最新の情報処理技術を用いていたら!? ―

 今回重大インシデントを起こした新幹線は、博多発東京行であった。小倉駅出発時点で
異臭異常が客室乗務員等より東京指令所司令員に伝達されている。
 その後、福山駅~岡山駅走行中にもモヤ異常が客室乗務員より東京指令所司令員に伝達
されている。岡山駅からは、車両保守担当社員が添乗し、うなり音異常を東京指令所司令
員に伝達されている。

 この様に異常現象が数回にわたり言語等で報告されているにも関わらず新幹線を緊急停
車させ詳細点検を実施されなかったのは何故か。

 あくまでも憶測であるが、東京指令所司令員が緊急停車させ詳細点検指示を判断するま
での情報が得られなかったことに加え、緊急停車させた時の経済的損失の大きさへの配慮
があったものと思われる。

 経済的損失の大きさへの配慮に関しては、会社経営方針に関わる事項であるため別の場
で議論されるであろう。

 しかし、緊急停車させ詳細点検を指示するまでの情報が得られなかったことに関しては、
過去に文字やデータで記録された新幹線に関わる異常現象を、最新の情報処理技術を用い
て処理し想定される事故を東京指令所司令員に提示出来ていれば判断が変わっていたかも
しれない。

 今回の講演では、製油所を題材に異常事態に対する判断を、気づき等の方法で支援する
試みに関して報告する。


5.講演

<講演1>
講師:武藤宏二様(MASP会員、MASP運営委員)         
タイトル:経済産業省は「産業保安力向上」に対してどの様に取り組んでいるのか

<講演2>
講師:北村章様(鳥取大学大学院教授)
タイトル: AI・ビックデータを用いた製油所のリアルタイム・リスクアセスメントシステム

【発表概要】
発表者は,従来より生産理論・プロセスデータ・ヒトによる情報(ノウハウ)に基づく
生産情報学を研究してきた.そこで,モデル事業所で採取されたプロセスデータに基づく
異常検知情報,ヒヤリハット報告,およびヒヤリハット情報に内在する事象の理論的背景
を表現したオントロジーとして紐付けたデータベースを構築し,ベイジアンネットワーク
による確率推論によって事故やインシデントに繋がる事象を抽出して運転員に「気付き」
として提示する事故システムを開発してきた.事故予兆とそれに基づくリスクアセスメン
トシステムについて述べる.       

【略歴】
1978年3月、大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士前期課程修了.
同年㈱神戸製鋼所入社.
鉄鋼製造プロセスのアドバンスト制御や最適生産計画システムの開発に従事.
2002年鳥取大学工学部教授.
2008年鳥取大学大学院工学研究科教授となり現在に至る.
主として産業プロセスの知的制御や製造情報システムに関する研究に従事.
工学博士.
1990年システム制御情報学会論文賞受賞.
計測自動制御学会,日本鉄鋼協会などの会員.      


6.申込方法
下記の予約申込にご記入ください。