日本型マス・カスタマイゼーション
日本の製造ビジネス・モデルの変化
規格品大量生産から多品種少量生産へ
市場の飽和と顧客の成熟に伴い、製品仕様は多様化して行きます。 規格品大量生産にこだわっていると、顧客から見放されるでしょう。 製品の多仕様化に伴う多品種少量生産がこれからの方向です。
受注設計生産から見込み先行手配生産へ
ビジネス・スピードが早くなり、短納期要求がさらに高まっています。 受注設計生産と云いながら、見込み先行手配しないと顧客納期を守れない取引が多くなっています。
日本型マス・カスタマイゼーション
ビジネス・プロセスの上流では
共通原材料・共通部品を見込み先行手配して大量生産し、
中流工程では
市場の変化や顧客の要望に応じて売れ筋の仕様のコンポーネントを作り、
下流工程では
顧客の要求仕様に合わせて必要であれば設計し、製品を仕上げることすなわち、
「日本型マス・カスタマイゼーション」
であれば、納期と価格の量面で競争力を維持できるでしょう。