利用者と情報技術者の協力と責任分担
ライフサイクル・コストの圧縮
ビジネス内容が変化したとき、働く人達の作業環境である情報システム構成要素を迅速に変更する必要があります。
従来の情報システム構築では、ソフトウエアが出来上がって動き始めると「成功」と報道されてきました。その情報システムを利用して経営が悪化したとき、経営者を含む利用者の責任とされてきました。
情報システムは「箱もの」のようなハードウエアではありません。しなやかに変更・拡張できる「柔らかもの」でなければなりません。
有限の責任
利用者は情報システムを利用してビジネス活動を円滑に遂行する責任を持ちます。
情報技術は利用者が働きやすい作業環境の一環としての情報システムを整備する責任を持ちます。
利用者の働き方の工夫と情報システム構成要素であるソフトウエアが整合するよう、情報システム構築活動を推進・管理する必要があります。
利用者と情報技術者がそれぞれ有限の責任を持って、情報システム構築を成功に導いて下さい。