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3.生産管理技術
科学・技術の発達に伴いの本のものづくりの状況が急速に変化しています。製品構 造や製造プロセスは複雑化しています。そのため、製造に必要な技術の全てを一つ の企業で持つことはできなくなりました。サプライチェーンによるビジネス遂行能力を持 つことが今後の製造ビジネスの重要課題です。つまり、外部の力を上手に借りること、 また、外部に上手に力を貸すこと、がこれからの日本のものづくりにとって不可欠です。 日本のものづくり技術は優秀です。しかし、生産管理となると人手に頼る面が多かっ たため、現在では管理者の手に余る状況になっています。顧客志向を唱えながら、新 興国に比べて意思決定が遅く、納期も長いなど顧客から見放されかねない弱点を抱 えています。 発達した情報技術を活用し、日本のものづくりの長所を強化・活用するよう生産管理 を行うことが望まれます。優れた技術・技能を持ち真面目に働く従業員、を活かす業 務連携の仕組みを構築するなら、労務費の安い新興国とは異なる強みを発揮できる でしょう。 |